近世・近代の沖縄県について

独特の歴史のある沖縄を知ろう

沖縄の旅といえば美しいビーチや珊瑚礁がまず頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。しかし、沖縄には日本のどことも違う独特の歴史があり、それゆえの見所も実はたくさんあります。 何が一番違うかというと、沖縄は琉球王国という独立国だったことです。日本や中国、東南アジアの諸国などと交易があり、さまざまな文化に触れながら華やかで豊かな文化を育んできました。江戸時代には薩摩藩に攻撃され、その後江戸幕府によって島津藩に支配権が与えられ、実質的に日本の統治下に入りますが、独自の貿易などは続けられ、琉球国の形は残されていました。14世紀から約450年にわたって続いた琉球王国のグスクやその関連遺跡は世界遺産となっていて、必見の観光名所となっています。

沖縄戦の歴史にも目を背けずに向き合おう

明治になると当初は琉球藩となっていましたが、明治12年に廃藩置県により沖縄県となります。
沖縄は、日本政府の戦争に翻弄される時代がやってきます。特に第二次世界大戦では、飛行場が多く作られるなど前線基地として位置づけられるようになります。戦局が悪化すると、沖縄は地上戦の舞台となり、筆舌に尽くしがたい悲惨な状況となりました。ひめゆりの塔をはじめ戦跡や平和祈念資料館などを訪れ痛みを追体験し、眺望の美しく穏やかな平和祈念公園に佇むことは、戦争のない世界の大切さを知る価値のある旅になるはずです。
沖縄はその後アメリカに統治され、昭和47年に日本に復帰します。今では、美しい自然と豊かな文化を求めて内外の観光客が集まる日本有数の観光地となっていますが、基地が多く残るなど沖縄ならではの課題も残っています。