古代・中世の沖縄県について

太古の沖縄に思いをはせる

独特の文化を継承し続けている沖縄。その起源は大陸から移動して来たという説があります。1967年に沖縄県具志頭村(現・八重瀬町)で1万8000年前の化石人骨が発見され、貝塚の発見とあわせて海辺で暮らしていたと推測されています。
沖縄の伝説の地の代表に斎場御嶽(せーふぁーうたき)があげられます。アマミキヨが造った七御嶽のひとつとされています。この聖地では国王の参詣や聞得大君(琉球の最高神女)の即位儀礼などが行われました。「セーファ」とは「霊力に豊に満ちている場所」という意味です。
更なる古代沖縄の空気が感じられるのは南部にある鍾乳洞、玉泉洞(ぎょくせんどう)です。1967年に愛媛大学による探索が行われました。全長約5000メートル、30万年前の珊瑚礁からできたといわれるこの国内最大級の天然記念物は一部の一般公開を除き現在も研究に保存されています。

中世の沖縄はグスク、そしてシーサー。

日本の鎌倉時代時期を、沖縄ではグスク時代、三山時代と呼んでいます。
グスク(御城)というのは琉球王国の城のことです。12世紀から15世紀頃造られ、その土地の権力者の住まいとなっていました。グスクは軍事拠点としてだけでなく、祭祀を行う場所でもあったようです。政治と宗教の結びつきの歴史は沖縄も例外ではなかったようです。グスクは沖縄に多数の残されており、うち5つは世界遺産に登録されています。
また沖縄の象徴ともいえるシーサーはライオン=獅子(しし)といわれています。13~14世紀に中国から沖縄に伝わったといわれています。屋根や門の上にいるのは、魔物を追い払う役目をしているからです。
シーサーは昔は国王や国の偉い人たちなどのシンボルとしても使われました。
三山時代が琉球統一によって1429年に終わりを告げたことでいわゆる「琉球王国」ができました。その中心地が首里城です。